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コウノドリ -2nd season- 第9話 研修医目線の感想

今話題の医療ドラマ『コウノドリ』。ちまちまと出来る限り感想をアップしていきたいと思います。

今回は第9話です。バックナンバーはこちらからどうぞ。

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Contents

不育症に悩む夫婦

鴻鳥Dr.がカルテに「SA3」と記入することから今回のエピソードは始まります。

医療関係者ならよく御存知の通り、SA=Spontaneous Abortion「自然流産」の略称です。つまりSA3とは自然流産3回したことがある、という意味。

エピソードの中でも述べられたとおり、自然流産は全妊娠の10-20%程度に起こり、決して珍しいことではありません。そもそも女性が妊娠に気づかず、知らないうちに「流れている」こともあるくらいです。

 

ただ、自然流産を繰り返すとどうしてもお母さんはdepressiveになってしまいます。今回のエピソードの最後では無事に妊娠し、GS・心拍確認できており、ハッピーエンドの様子ですが、現実にはこんなに上手く行かないことも。。。難しいですよね。

 

「子どもが欲しいから結婚したい」と想う危険性

子を望むカップルの中に初めから「もしかしたら妊娠できないかも、流産を繰り返さないかも」と思っている人はいません。

つまり、「子供が欲しいから結婚する」という思考のカップルは、万一子どもができない場合、あっという間に別れの危機が訪れる可能性があります。また、子どもに障がいがある場合に夫・夫側の家族が別れを迫るかもしれません。

子どもはあくまでも結婚する理由の1つに過ぎず、将来病気になった際の助けとなる、お互いに経済的に助け合えるといった複数の理由で結婚を選ぶ、、、という冷静な考えをできる人と僕は一緒になりたいと願います。(急に私見を述べてみる)

 

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医療における妊婦の特殊性

妊娠することを昔の人は「ただならずなる」と言いました。まさにその通りで、妊娠すると全身の循環動態が非妊婦と比べると全く違うものとなってしまいます。健常人での常識が妊婦では非常識になってしまうのです。(国家試験受験生は妊娠に伴う諸変化を頑張って覚えてください笑)

そのため、「産科救急」は救急医療の中でも独立した領域となっており、今回のエピソードでも救急部長:仏道Dr.が下屋Dr.に一目置いたのも、ひとえに産科の特殊性ゆえでしょう。時々、救急当直をしていると妊婦さんが運ばれてきます。そのたびに、やっぱり産科は難しいなぁ、、、と実感します。

 

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