今話題の月9ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』の感想を書いていきたいと思います。
今回は第3話。バックナンバーはこちらよりご覧ください。
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Contents
この病院PHSがスマホやん!
すごくどうでもいいことですが、この病院のPHSってスマホですね。こんな病院あるのでしょうか?うちの病院に限らず、大多数の病院でPHSはふるーい携帯みたいなタイプです。折りたたみ携帯よりもさらに古いタイプの携帯。僕が中学生の頃に使ってたタイプの携帯です。
高校生になると折りたたみ携帯が登場し、当時はカッコイイと思っていました。最近は中学生・高校生でもスマホを持っているそうです。すごいなぁ。
命よりも大切なもの
天賦の才能を持つピアニスト。小脳腫瘍を抱えていて、手術すると上下肢の運動障害がでるかもしれない。しかし手術しないと命を落とすかもしれません。
ピアニストにとって、ピアノを弾く手は命よりも大切なのかもしれません。
一般には少しでも長く生きることが最重要視されますが、太く短く生きることを許容する社会的合意がこれから形成されるのかもしれません。
大切なものを失ってしまうけれども長く生きる「細く長い生き方」
大切なものを失わないけど短く生きる「太く短い生き方」
僕は自分の命よりも大切なものを人生において見出していないので前者を選択します。しかし特殊な才能を持つ人ほど後者を選択する傾向があるのかもしれませんし、そのような場合にはその意思・選択を医師として尊重したいな、と感じました。
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自殺企図のある患者を救命するか?
今回のエピソードでアルツハイマー病の大家が競争に破れ、自殺しようと2度試みます。このドラマでは美しく、「心が死を求めていても、体が生きようとしているのだから」とまとめられていますが、現実の医療現場ではこんな美辞麗句を並べてられない現状もあるかと思います。でも、いろいろ思うところがあっても、自殺未遂患者は全力で救命します。自殺は心の病の現れであり、心の病は治療対象だからです。
ただ、自殺未遂の患者さんに対して税金・社会保険費を分配し医療を提供することに、社会的合意が得られているのいあはよく分かりません。
キリスト教が普及している国々においては、自殺は犯罪なのだそうです。なので、自殺患者の救命に対する風当たりは厳しいものがある可能性があります(あくまで可能性)。
我が国においては、自殺してしまった人を裁くことはできないためか、自殺は犯罪とはされていないようですが、自殺を他人に教唆したり、自殺を手伝ったりすると罪に問われるようです(自殺関与・同意殺人罪)。我が国において「自殺」の位置づけは微妙なところ。実際のところ自殺未遂患者の救命に税金が使われること関して、社会はどう思ってるんやろー、と感じました。
難しいなぁー(´・ω・`)
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