循環器内科ローテはどの研修医病院でも必ずあるローテーションの1つです。
ただ、正直なところ循環器ローテは、
- カテーテル・アブレーションの見学は循環器内科志望以外の研修医にとっては退屈
- その割にはハードな研修内容・拘束時間の場合が多い
という感想を抱く人が多いハズ。。。
ということで、大半の研修医にとっては、カテ・アブはそこそこに、
- 利尿薬・降圧薬の勉強
- 心不全の管理の勉強
- 輸液・電解質の勉強
をした方が有意義に時間を使えることとなると思います。
おそらくは、輸液・電解質に関しては、研修医なりたての頃や腎臓内科ローテ中に勉強していると思うので、手に入れる参考書はご紹介する一冊だけで良いと思います。
・『循環器治療薬ファイル』
循環器治療薬ファイル -薬物治療のセンスを身につける- 第2版
上述のような研修医が「カテーテル」「アブレーション」の本を読んでもしんどいだけなので、必要なのは薬物治療の話のみ。
ということで、循環器で用いる治療薬について述べてある本です。治療薬の適応を述べる際に結局病態の話もしてくれているので、初学者でも勉強になります。循環器ローテは忙しいので読破するのはなかなか大変ですが、読んで頭の片隅に内容を残しておくととても役立ちます。おすすめです。
ちなみに、以下の本も有名ですが、僕の好みではありませんでした。
・『循環器内科ゴールデンハンドブック』
研修医の同期に持っている人がいて、見せてもらいましたが、索引が非常に使いにくく、いまひとつしっくりきませんでした。(愛用している先生方ごめんなさい)
僕は『循環器治療薬ファイル』の方をオススメします。
なお、「心電図」「心エコー」の勉強は救急外来対策のために別にしておく必要があると思います。またの機会にご紹介できたらなぁ、と。気が向いたら書いてみようとおもいます。
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