久しぶりに大阪に出たので、献血をしてきました。
『まいどなんば献血ルーム』
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受付の方がいかにも大阪人なキャラの方で、すごくほっこりとしました。
献血ルームに行くと、お茶・コーヒー・ジュースが飲み放題。漫画も漫画喫茶には敵わないもののかなりのラインナップ。献血後には、アイスやパン・お菓子を1つ貰えます。至れり尽くせりです。
最近、当直で高エネルギー外傷の方がよく来られ、血液製剤をオーダーすることが増えています。患者さんにたくさんたくさん使わせてもらっている恩返し?として献血してきました。
2chとかで血液製剤が非常に高価であることが騒がれている時期がありました。
照射赤血球液-LR-2「日赤」17,726円
(成人から一般に採取する400mLの血液より作られる赤血球製剤。いわゆるMAP 2単位)
ということで、「俺らの血が17,000円で売られている」となったわけです。
ただ、
- 献血の受付をする事務職員、問診する医師、採血する看護師の人件費
- 血液製剤の原料となる血液を工場まで運搬する費用
- 血液の感染症チェック(B型肝炎やHIVなど)にかかる費用
- 血液製剤工場で働く人の人件費
- 完成した血液製剤を血液センターへ運搬する費用
- センターから必要な病院へ必要な量の血液製剤を24時間365時間届ける体制整備
を考えると、決して高価とは言えないのではないかと思います。
とはいえ、日本赤十字社の血液事業は黒字で推移しているようなので、不信感は拭えないのかな、とも思います。ちょうどNHKとかに似ているのでしょうか?(例えがちょっと悪いかもしれませんが。。。)
もっとも、赤字カツカツの企業が作っている血液製剤を自分の体に入れて欲しいと思うかと言われれば、微妙なところですが。。。
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血液製剤需要と供給のバランスは現在ちょうど良いくらいみたいです。
- 需要up要因:高齢者の増加、供給down要因:若年者の減少
- 需要down要因:低侵襲手術の増加、供給up要因:血液製剤製造技術の効率化
となっていて、これらの四者のバランスが取れているのが理想。現在はうまく均衡がとれています。
ただ、高齢者はどんどん増えて、若年者はどんどん減っていく以上、今後血液製剤の需要供給バランスが崩れることが十分予想できるます。日赤には今後も積極的に献血事業を進めて行っていただきたいところです。