(上の絵はイメージです)
今話題の医療ドラマ『コウノドリ』。ちまちまと出来る限り感想をアップしていきたいと思います。
今回は第7話です。バックナンバーはこちらからどうぞ。
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人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる医師への道
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Contents
このドラマを見ていると忘れがちなことですが、
産婦人科=産科+婦人科
です。なので、産科業務は産婦人科医のお仕事の一部に過ぎません。
もちろん病院にもよりますし、このドラマのように母子医療センターだと産科メインで働く産婦人科医がいても不思議ではないのですが、普通の病院だと、
産科で赤ちゃんを産む女性よりもがんで手術や化学療法を受ける女性の方が多い
ので、産婦人科医の仕事のメインは、子宮がんや卵巣がんの手術・化学療法です。
鴻鳥Dr.が子宮腺筋症の診断をしている場面に違和感アリアリでしたが、よくよく考えると、産婦人科医としては普通の姿やな、、、と思いました。
ドラマ的には小松さんが子宮全摘、、、?なところが注目点なのに、こんなところが気になってしまいました笑
ときどき学生さんと話をしていると産科志望の学生さんがいるのですが、産科医のみを扱う産婦人科医なんてこの世にそうそういるものではありません。もしかしたら、産科より婦人科業務の方が多いかもしれないことを覚悟の上で、進路を決めるべきやとおもいます。そして、産婦人科はあくまで外科の一領域であることもお忘れなく。。。
「仕事を優先するか?子育てを優先するか?」正解のない問いですよね。
よくセミナーとかで「仕事も子育てもバリバリやっている女性医師」が講演し、女性医師・研修医・学生にロールモデルを示していますが、
こんなスーパー・ウーマンの話を聞いたところで私には無理だよー
と思う人が多いと聞きます。医師に限らず、総合職サラリーマンなどでも同様かと思います。
仕事でやりたいことを優先すると、結婚・出産ができなくて母親にはなれない。そんな下屋Dr.や小松さん。
結婚・出産して母親になると、仕事でやりたいことができない。そんな倉崎Dr.。
ここらの描写がリアルやなぁ、と思います。
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小松さんが手術を受けるシーン。プロポフォール投与の際に小松さんが麻酔科医の手をにぎる場面がありました。
医療者になってしまうと、麻酔の場面で筋弛緩薬や鎮静薬を投与することに抵抗がなくなってしまいますが、患者さんからすると、ムリヤリ意識を失わされてお腹にメスを入れられるのは恐怖でしかありません。
小松さんですら怖いのだから、患者さんの恐怖はどれほどのものだろう、、、。「手術を受ける」という決心は、51%は受けたい、49%は受けたくない、、、という揺れ動く気持ちの中するものなのだろうなぁ、と感じます。
次回のエピソードでは四宮Dr.が鴻鳥Dr.に相談(ヘッドハンティングか何か?)し、白川Dr.が患児の家族とトラブルをおこすようです。楽しみにしておきたいと思います。
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執筆者:のび太
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