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コウノドリ -2nd season- 第4話 研修医目線の感想

今話題の医療ドラマ『コウノドリ』。ちまちまと出来る限り感想をアップしていきたいと思います。

今回は第4話です。バックナンバーはこちらからどうぞ。

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Contents

TOLACのお話

Trial of labor of after cesareansection(帝王切開後経膣分娩試行)というものが最近ではあるそうです。恥ずかしながら僕は全然知りませんでした。

帝王切開後の妊婦に子宮破裂のリスクが高いのは国試でもよく聞かれる知識です。

ギリギリまで経膣分娩で粘ってみて、難しいなら帝王切開に移行する。。。なら最初から帝王切開でええやん!と言われそうですが、経膣分娩で産みたいという妊婦さんはたくさんいるそうです。

「お腹を痛めて生むことで母としての愛情が生まれる」という人も少なからずいるのでしょう。ちょっとスピリチャルな気配がしますが、人によって解釈モデルは様々。1人の子どもを「帝王切開」「経膣分娩」の両方で産むことはできないので、両者を比較することはできません。純粋に医学的に安全を追求すると帝王切開を選ぶことになるのでしょうが、帝王切開だと愛着形成障害でると妊婦さんが信じているのならば(実際はそんなことないんでしょうけど、)経膣分娩にトライすることになるのでしょう。ただ、その分危険は伴います。

TOLACに成功して経膣分娩できたエピソードではなく、最終的に帝王切開で産むエピソードであったことに、台本を書いた人なりの配慮が見え隠れする気がします。出産の方法としては結局は間を取った形になりますから、、、

このドラマが放映されて、TOLACに関して全国的にどのような影響がでるのか気になります。

 

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研修医の微妙な立ち位置

研修医は科によって「戦力扱いされる」こともあれば「お客さん扱いされる」こともあります。今回のドラマで登場される研修医にとって産婦人科はどちらかと言うと「お客さん扱い」の方。確かに外科に関しては、研修医は外科志望でもないかぎり手術を直接することはなく、病棟管理がメインになるため、「お客さん扱い」になりがち。要するにいてもいなくても変わらないので、dutyが終われば帰れちゃうのです。

 

研修医というと多忙を極めるイメージですが、ローテーションによって「しんどい科」「ラクな科」の双方があります。全部が全部「しんどい科」だと、潰れてしまいます。科が変わるごとに研修医は人間関係を築き直さないといけないので、大変。ラクな科のときはラクをするのは悪くはないのでは、と思います。

どの科がしんどくて、どの科がラクかは、研修医間で綿密に情報交換されています笑

 

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医者の中で「おめでとう」と言えるのは産婦人科医だけ

というわけではなく、新生児科医もよく言っている気がします。

新生児仮死の状態で生まれてくると、さすがに産婦人科医でもおもでとう、とは言いません。蘇生に成功してはじめて、お母さんの傍に子どもを連れて行って新生児科医が「おめでとうございます」というイメージ。

ドラマにちょっとだけいちゃもんをつけてみました笑

 

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