民間医局から『医師賠償責任保険更新のお知らせ』のメールがやってきました。民間医局のDOCTOR’s MAGAZINEにもチラシが挟まっています。どうやら民間医局を通じて医師賠償責任保険に加入している人は契約更新の時期に差し掛かってきているようです。
医療行為に伴い訴訟が起きた場合に金銭的保証をしてくれる保険。病院によっては「病院で加入しているから個人では加入しなくてもいいよ」と言われることもありますが、最近の医療訴訟では「病院」「医師個人」の両方を被告として訴えることがあり、その場合には病院加入保証の保険ではカバーされないこともあるそうです。
以前「研修医になる前にしておくべき5つのこと」という記事でも医師賠償責任保険に加入すべきだと記しました。
今回はさらに「タイプE」が追加され、1事故あたりの最高保証額が3億円のプランが追加されました。詳細は下のバナーからご参照ください。
「どこまで保険をかければ安心か?」は人によってそれぞれ。とはいえ、今までタイプDで満足していた人も、少なからずタイプEの契約をすることと思われます。
「医療は人間の業であり不確実性を伴う」のは当たり前のことですし、患者さんもそのことをよく分かっているはずですが、「医療にはうまくいくこともあれば、うまくいかないこともある」ことが必至である以上、訴訟のリスクは避けて通れません。
学会の医師賠償責任保険でもいいですし、母校で保険を用意してくれているのであれば、それに入るのも良いでしょう。
これから研修医になる方々からするとピンとこないかもしれないですが、医療は危険との隣合わせ。病院加入の保険のみとし、個人では保険に入らないことにする場合は、「(地域実習などの)外病院で医療行為を行う際にも保証されるか」必ず確認し、保証されないようであれば必ず個人で医師賠償責任保険に加入するようにしてください。
研修医二年目を終えようとする先輩の老婆心ながらのアドバイスです(*^^*)
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