泉佐野市のふるさと納税が注目を集めています。
総務省が2019年6月以降に関しては、法改正を行い「返礼品の還元率3割以下」「地域の特産品」等の条件を満たさない場合にはふるさと納税の対象から外す方針を示しました。
法改正前の需要アップを見越して、泉佐野市は市のふるさと納税ポータルサイトで2月1日から年度末までの期間限定で「100億円還元 閉店キャンペーン!」をはじめました。総務大臣は市長に対し改めるように要請しているようですが、泉佐野市は方針を変更することはなさそうです。
泉佐野市のふるさと納税ポータルサイトはショッピングモールと見間違えてしまうような利便性の高いサイトです。クレジット決済可能で、AmazonやYahooショッピングで買い物をするのと大差ないユーザービリティです。
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泉佐野市ふるさと納税ポータルサイトで20%還元キャンペーン
この泉佐野市ふるさと納税ポータルサイトから納税すると、
- 返礼品は順次返送 → Amazonギフト券10%分還元
- 返礼品は5月以降の配送月指定→Amazonギフト券20%還元
を受けることができます。
アクセスが集中し、特に週末はサイトに繋がりにくい状況が続いているようです。
ウェブページには
なお、このキャンペーンは、本市の特設サイト「さのちょく」のみで実施します。
「さのちょく」は、直営サイトですので、経費を抑えることができる自治体にやさしい、ふるさと納税の申込サイトです。
皆さまからのお申込みを心よりお待ちしております。
と書かれています。
これを読むと、一般の納税者は「直営サイトだからAmazonギフト券を還元できるのか。他のサイトだとAmazonギフト券はもらえないから、直営サイトに登録してキャンペーン中にふるさと納税してしまおう」と思うはずです。
ただ、この考えには盲点があります・・・。
直営サイトからの納税は「高め」になる
直営サイトから「アサヒスーパードライ1ケース」を返礼品としてもらうには、15000円納税する必要があります
一方、以前紹介したふるなびだと同じ返礼品が10000円でもらえます。
いずれも2019/02/17に閲覧した画像です。
Amazonギフト券で20%還元されたところで、15000円→12000円になるだけで、10000円には至りません。
泉佐野市直営サイトから納税するとお得になるように見せかけて、実は他のポータルサイトから納税したほうがオトクなのです。
ちなみに、ふるなびでは現在Amazonギフト券3%還元キャンペーン中です。
「ふるなび」泉佐野市特集サイト
泉佐野市にふるさと納税するならば、こちらから納税するほうがオトクです。
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結局は返礼品「3割相当」ルールに従うのでは
ちなみにご紹介した「アサヒスーパードライ1ケース」は、
・ふるなびでの寄付:10000円でおよそ5割相当
・泉佐野市直営サイトでの寄付:15000円でおよそ3割相当
の返礼品となります。
この価格設定を見ると、泉佐野市もゆくゆくは総務省の「返礼品の還元率3割以下」ルールに従うと思われます。今回のキャンペーンはその準備段階として行われているのでは。ふるさと納税対象の自治体から外れてしまうことは泉佐野市にとって大きな痛手のはず。ただ還元率3割以下にすると他の自治体と差別化できない、、、そんな苦渋の策が今回のAmazonギフト券キャンペーンなのかもしれません。
ふるなび、ふるさとチョイス、楽天ふるさと納税などのポータルサイトから自前の直営サイトに納税者を集中させ、ポータルサイトに払っている手数料分を節約する意図もあるでしょう。
泉佐野市の返礼品は「地域の特産品」ではありません。ただ「地域の特産品」縛りは、特に特産品のない中小自治体からの反発が多いです。泉佐野市は結局この制限は結局実現しないだろうとみて、還元率は国の方針に従いつつ様々な商品を返礼品として用意しているのかもしれません。
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