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研修医1年目を終えて

早いもので2017年度も終わりを迎えることとなりました。

研修医になってはや1年。来週からは2年目研修医として働くこととなります。

後輩が入ってきて、先輩になるのが不安です。。。

僕自身が1年目の時、一緒に救急外来当直に入った2年目の先輩方がすごくすごく頼もしく見えました。あの時頼もしく見えた先輩のように自分も振る舞えるのだろうか?と思うと、自信ないなぁ。。。というのが正直なところ。

とはいえ、年は取っていくものなので、できる範囲内で頑張っていきたいと思います。

 

反省事項をいくつか述べていきたいと思います。

 

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Contents

勉強しようと思っていたことが身につかないまま、何となくになっている

研修医1年目には、輸液や抗菌薬・救急外来での鑑別などの本を読みました。

が、身についているかと言われると甚だ疑問です

抗菌薬の勉強をすると、抗菌薬や細菌の名前がたくさん出てきて、本を読んでも読んでもなかなか身につかない、というのが正直なところです。。。

輸液に関しても、厳密に考えることなく結構ファジーに組成・流量を流してしまっています。とりあえずは細胞外液で初めて、あとは3号液(±3% NaCl 20mL)を2-3本流しておけばOKかー、てな具合(もちろん状況に応じて組成・輸液量は変えますが)。

参考書を読んでいるのではあるけれど、実際の臨床に活かせていない場面が多々あります。上級医の意見と参考書に記載されていることに齟齬があることがままあるのが原因の1つではありますが、大きな反省点の1つです。

大学受験で学んだ 「わかる」と「できる」は違う という金科玉条を今更ながらに実感しています。

 

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論文を全然読んでいない

これも反省点の1つです。

ローテートしている科によっては抄読会で研修医が発表をしなければならないことがあります。もちろん抄読会での発表がdutyとなっている場合には、論文を読むのですが、それ以外の機会で論文を読むことはついぞありませんでした。

ホントはジャンプやマガジンに目を通すがごとく医学誌に目を通すのが理想だと分かっているのですが、全然できませんでした。来年度はもっと論文にも目を通せるようになりたいなぁ、、、と思います。

せめて自分が専攻しようと思っている科の論文は読みたいなぁ、、、

 

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苦手な上級医との付き合い方

自分の考えを述べるように求めてくる上級医は苦手です。

最近の医学教育では研修医の意見・考えを引き出し、それに対してフィードバックするのが主流となっているようです。おそらくは欧米の教育手法を真似てこのようなやり方がよいとされているのかと思いますが、とかく日本人的で引っ込み思案な僕にとって「自分の考え・意見」を言うように問いただされるのが苦痛。。。

このような上級医は、理路整然とした説明を好み、研修医の考えを論理的に正そうとしてきます。これが結構しんどい。。。なおかつ、このような上級医ほど「自分は研修医の意見を聞いているいい上級医だ」という態度をとるので、やってられないです。LINEやFacebookでいわゆる勉強会グループを作成し、業務時間外にも拘束してこようとする場合もあります。

結局距離を置くしかないのかなぁ、、、と思います。ただ、教育的な上級医であることに間違いはないので、自分の心が荒まない範囲内で付き合うことは大事かな、、、とも思います。上手な距離感覚をつかめるようになりたいなぁ。。。難しい。。。

 

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