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麻疹の皮疹画像が公開されています

全国的に麻疹の流行が報道されています。

麻疹(はしか)はその名の通り麻疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。空気感染するため、感染拡大しやすく、公衆衛生的にも重要な疾患です。

 

国立感染症センターのホームページに詳細が記載されています。(2018年6月10日閲覧)

https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/518-measles.html

 

実際のところカタル期の麻疹とか、普通の感冒と区別できないし、どうやって診断しようか?というのが正直なところ。「発熱+皮疹」の疾患も多数存在します。

検査出しても結果が出るまで1週間近くかかる病院が少なくないですし、「麻疹の可能性が否定出来ないため、結果がはっきりするまでは自宅から出ないようにしてください」と社会的隔離をお願いするのも止む終えないかもしれません。結核診療と似たような手順を踏むことになるのかと思います。

 

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話はさておき、熱帯医学・感染症研究で有名な長崎大学・感染症内科のホームページで麻疹患者の皮疹画像が公開されています。

長崎大学感染症内科のホームページより

http://www.tm.nagasaki-u.ac.jp/internal/philippine.htm#26

 

麻疹と診断された患児の皮疹画像が20症例、非常に高画質で提示されています。

どの画像もとても勉強になります。「特徴的な特徴」がなかなかなくもどかしいですが、日常診療で「この皮疹でも麻疹はあり得るんだな」と分かるだけでも、すごく勉強になりました。

 

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麻疹診断のポイントを同ホームページより引用すると下記のとおりです。時期によって皮疹の性状が異なるようで、興味深いです。

 【麻疹診断のポイント】
1. カタル期(2~5日)後に発疹が出現
2. 眼脂を伴う眼瞼結膜充血
3. コプリック斑
4. 顔面から末梢に広がる
5. 耳後部、前頸部、後頚部などにもはっきりと表れる
6. 初期は小さな紅丘疹でその後、拡大、融合する
7. 発疹はその後、落屑、色素沈着がでる

長崎大学・感染症内科ホームページ(下記アドレス)

http://www.tm.nagasaki-u.ac.jp/internal/philippine.htm#26より

国家試験でよく出題される麻疹の皮疹画像は「茶色できたない癒合傾向にある皮疹」のイメージですが、初期にはむしろ紅丘疹を呈するようです。

研修医や医学生の方々の学習教材として紹介させていただきました。

 

フィリピンまで行き麻疹患者の診療の傍らで画像撮影を行い、教材提供をしてくださった斉藤信夫先生に感謝の気持ちを表したいと思います。

 

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