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Amazonで医薬品が買える時代に

いつのまにかAmazonで医薬品が販売されるようになっています。

「便利な世の中になったなぁ」と思います。

病院に勤務していても、受診して処方を受けるのは面倒です。僕自身、Amazonで医薬品を購入するようになるのでは、と思います。

 

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Contents

フェキソフェナジン塩酸塩(先発品:アレグラ)

例えば、おなじみのフェキソフェナジン塩酸塩。先発品はアレグラの名称で有名ですが、

Amazonで皇漢堂薬局のフェキソフェナジンが発売されています。

安価にフェキソフェナジンが手に入ります。もちろん、保険収載されている価格よりは高いですが、受診にかかる費用や手間を考えるとずいぶん気軽に買えてしまいます。

今までは毎年花粉症シーズンになると耳鼻科を受診し、アレグラあるいはフェキソフェナジン塩酸塩を処方してもらいに病院・診療所に行く方も多いかと思います。

そんな人からすると、通販で気軽に病院でもらっていた薬を買えるのは福音だと思います。

逆に、花粉症シーズンに集患している耳鼻科・内科開業医の先生からすると、売上減少になってしまい、痛手になってしまうかもしれません。

 

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アセトアミノフェン(先発品:カロナール)

腎機能や喘息のことを気にせずに処方できる解熱鎮痛薬の代表格であるアセトアミノフェン(先発品:カロナール)。子どもに処方しても大丈夫なため、救急外来では大活躍です。

便利なお薬ですが、Amazonで買えてしまいます。

救急外来には風邪で受診され、「風邪なのは分かってるから、対処療法として解熱鎮痛薬をほしい」という方がたくさんいらっしゃいます。常備薬として、タイレノールAを薬箱に入れておくことをおすすめいたします。

 

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ロキソプロフェン(先発薬:ロキソニン)

看護師さんから処方するように頼まれることが多い薬の代表格。

なぜか彼女らのポケットには必ずロキソプロフェン(先発薬:ロキソニン)が入っています。

第一三共の看板商品として知らない人はいないことと思います。

高齢者には処方しにくい薬の一つ。また、小児への使用は安全性が確立しておらず、インフルエンザの際の解熱鎮痛にはライ症候群の兼ね合いで使いにくいです(ライ症候群にはめったになりませんが)。

市販薬には様々な種類があり、有効成分は微妙に違いますが、ぶっちゃけ大差ありません。ただし、ロキソプロフェンの含有量はそれぞれ異なります。使用上の注意をよく守って飲む必要があります。

病院に行かずに、通販で買える便利な薬ですが、使用上の注意を守らずに、1日に多量摂取する方がおられます。市販化されたことで胃腸障害や腎障害の患者さんが増えるのではないかと懸念されます。

 

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のび太:

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